あちこち旅行に出かけて最近思っている事があります
しかしこのロジックを思いついてしまい
いてもたってもいられず(嘘)でかける事に
「ちょい離れた宿」って結構良くね?という事
何言ってんだこいつは?
何言ってんだこいつは?
と思われるかもしれませんが僕の経験則です
最初に思ったのは湯の峰温泉の「湯の峰荘」
良宿なんですが湯の峰温泉街からは結構離れています
下の地図を見て貰うと分かりますが
徒歩で15~20分くらい温泉街までかかります
気軽に風情ある温泉街に行けないので
観光客としては避けたい宿の筈
湯の峰温泉の温泉街
でも…立地的に不利な場所にあるにも関わらず
潰れてないのは何かしら集客出来るだけのメリットがある筈
湯がイイとか飯が旨いとか安いとか
(実際湯の峰荘は良宿でした)
→つまり、温泉街から離れたところにある宿は良宿!
というロジックを思いついたのです
というわけで検証の為に今回行く目的地は
「龍神温泉」からちょっと離れたところにある
民宿せせらぎ
ごらんの通り龍神温泉街(北側の赤い部分)と結構離れています
龍神温泉街に行く途中に何件か宿があるのは知ってますが
ちょっと走れば風情ある温泉街に着くのに
わざわざこんな僻地宿に泊まる意味ある?
と思い今までは気にしてませんでした。
しかしこのロジックを思いついてしまい
いてもたってもいられず(嘘)でかける事に
一ヶ月ぶりくらいに乗る車
路面も綺麗で快適なワインディング!
うっほーと龍神に向けて颯爽と走ってると雪が…
こりゃ風情があっていいわい!
車から降りて記念撮影するか
やっぱワシの911はカッコイイなあ!
とキモいおっさん丸出しで撮影してると…
ん!?なにかおかしくね?
え…ナンバープレートないんだが!?
ええええええええ!
道中、車の下でガチャガチャ音がする気がしたんですが
その時にナンバープレートが脱落したっぽい
…どうすんのこれ
そもそもナンバー付いてないから車走らせられないし
といっても周りは山奥で雪まで降ってきてるし
とりあえずスマホで「ナンバー なくした」
等で検索。見つけたアンサーが
「警察に届け出ましょう 再発行時に届け出番号が必要になります」
よしひとまず警察だな…
…ってどこに警察あんだよこんな山奥に…
しゃーなしで進みます
フロントナンバーは付いてるし…
あ!右側に派出所を発見!
パトカー泊まってるし電気も点いてる
車を駐めて
「すいません~」
はいはい、どうされましたと警官が出てきて
車を見た瞬間に
「は?おまえの車ナンバー無いんだけど!?」
みたいな犯罪者を見る表情に一瞬でなる警官
車みたら即ナンバーを見るのが職業病なんでしょうか
ちゃんと見るんですね
いやいやちょっと待って下さいよと
これは盗難車でも族でイキッてるわけでもなく
走行中にナンバー落ちたんですよ、こんな山奥でこんな時間にどうすりゃいいですかね
と事情を説明
分かって貰えて「遺失届」作りましょうと
フロントのナンバー撮影したり
住所氏名申告したり落とした場所の心当たりを述べたり
和やかに世間話をしながら届け出を作ります
「この後どうするの? 日帰り? 泊まり?」
「民宿せせらぎってところに泊まる予定なんですよ」
「目の前の?」
「え!?」
「目の前の」
派出所の目の前が目的地のせせらぎでした…
この「せせらぎ」って道から見ると
非常に分かりずらい宿なんですよ
看板はあるものの建物が赤い部分で
道路からは1段落ちた場所にあって
ぱっと見全然わからないという
過去に「せせらぎ」って看板は何度も見てる筈なのに
全然記憶にない原因が今更判明
まあ運が良いのか悪いのか…
ぶっちゃけナンバーない車で
この後出発となると
ヲイヲイ君、ちょっと待とうか?
となりそうですがちょうど目の前で
宿の私有地にぶちこめるので
お目こぼしを頂いてせせらぎへ
ちなみに警察官が
「あの宿飯旨いらしいね
地元だから行った事ないけどハハハ」
と地元民推奨宿である事を確認!
チェックインの際に
宿の人にナンバーが無い事を話した方がいいかちょい悩みました
ナンバー付いてない車とか宿の人も不気味でしょうし
「いらっしゃ~遠いところからようこそ、今コロナで体温測らせて貰ってるんです~」
「ナンバーなくした」
「は?」
「ナンバーなくした」
「・・・」
とか面倒な事になりそうなのでとりあえず何も言わずチェックイン
これ見えてる部分は2Fです
地下に降りる階段がありそちらが1F
雪が凄い
幻想的で綺麗ですヽ(´ー`)ノ
幻想的で綺麗ですヽ(´ー`)ノ
はあ…ついた
到着しただけなのに滅茶苦茶疲れた…
部屋でゆっくりしようとしてると
宿の人が
「お客さ~ん、警察官きてます~」
僕的にはすぐ、あ!さっきの警官だわ
って分かりましたが、宿からしたら
チェックインした直後に警官が訪れるような客…
あんた…何しはったん? みたいな目線が。
いやいやちょっと待ってくださいよ、女将さん
かくかくしかじか(便利な日本語)なんですよと
警官が来てくれたのは
早速ナンバープレートが見つかったと
親切な人が落とし物として届けてくれてると
〇〇署にあるから明日取りにいってと
はああああ助かった~
わざわざ宿まで教えにきてくれて
なんと親切な警察官なんだと感謝しきり
とりあえず憂う事なくゆっくり出来ます
部屋から出てすぐ浴場
今話題の鬼滅の刃がある!これは読まねば!
トイレや洗面所は共同
ですが綺麗なので問題なし
僕は宿に着いたらいきなり風呂に入る前に
周辺観光したり部屋でまったりするのですが
今回は疲れ切ってて速攻風呂に
外の景色
ちなみに「せせらぎ」は龍神小又川温泉です
龍神温泉元湯とは異なる源泉です
過去に宿泊した「丸井旅館」も龍神小又川温泉
小又川温泉のデータと利用宿
入ってみると…とても良い!
ぬるっとして浴感と独特の匂い
これはいいぞ!
つか下手な龍神温泉街の宿より小又川温泉の方がいい湯まである
え、これ龍神温泉街行かなくてよくね!?
この宿は外れにあるから客が少なく風呂独占で入れるし
値段も安いし
結局夜4回 朝2回と何度も入りました
飯タイム
先に言っておくとこの宿…飯ほんと良かったです
警察官、嘘つかない
こんな感じでスタート
一気に漂ってくる香り
お~やるじゃんと
いつも食ってるレトルトっぽいのはこんな香りしないし!
真ん中の野菜がよくわからなくて美味い
和風のなにかとか果物なのか色々はいってる
飯が美味いって何がどう旨いんだよって話ですが
茶碗蒸しとかもそうなんですが
料理として出来上がってるものが手が込んでるというか
川魚の刺身が平凡に見えるくらいです
料理してる人が腕が良いんでしょうね
天ぷら
「今日はフキノトウが採れたんですよ~」との事
こういう地場のモノがいいんだよヽ(´ー`)ノ
目の前の川で採れた魚
鹿肉ステーキ
街中だと食えないよなあ
こういうの
飯食って思ったのが
…この「せせらぎ」って宿かなり良くね?と
こんな豪勢な食事と入りたい放題の風呂
あと他の宿泊客として女性x2がいたんですよ
それも若い女性が
僕の経験上この手のボロ民宿(失礼)は
小汚いおっさんしかいないのが常なんですが
この宿は若い女性客もいると
それだけ評価されてるんでしょうね
女性ってコスパにうるさいから(失礼)
価値のあるものを見極める目が鋭いというか
そりゃ金だせばもっといい宿はあると思います
龍神なら上御殿とか、湯の峰なら旅館あづまや
とかハイグレード宿が
お一人1万円でこの泉質でこの飯
うん、また来よう!
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