マイナーなのに実は結構良い、わたらせ温泉 (渡瀬温泉)に行ってみた

わたらせ温泉に行ってきましたヽ(´ー`)ノ

いつものごとく168号線経由で湯の峰方面に向かいます
ご覧の通りの積雪は一切なし
1~2月あたりになると積雪する事もあるようですが
年内は毎年大丈夫な印象ですね


五条から十津川~湯の峰ルートは平日だと至高のドライブウェイヽ(´ー`)ノ


最初に結論! すごく良かったヽ(´ー`)ノ


ん!?近隣の湯の峰温泉の方が遥かに有名だろ?
と思う人がいると思いますが
その辺を書いていきたいと思います。

湯の峰温泉に行った事がある人は知っていると思いますが
「湯の峰温泉」
「川湯温泉」
「わたらせ温泉」
それぞれ車で10分くらいの近距離にあります

「湯の峰温泉」はつぼ湯の存在あって
3つの中ではもっとも知名度があると思います

「川湯温泉」はつぼ湯程の知名度はありませんが、見た目に非常にインパクトのある
千人風呂(川の中の温泉に入れる)が有名

じゃあ残る「わたらせ温泉」は?というと特に売りもなく
せいぜい広い露天風呂があるくらいという印象
さらに言えばこのわたらせ温泉は温泉街ですらなく
あのホームセンターのコーナングループが経営している一軒宿(規模はホテルですが)
料金もわりかし高めで一人箔は通常料金が22000円(ただし直前割とかその手の割引で二食付き17000円程度であり)
この値段は湯の峰界隈だと高額な方だと思います
湯の峰も川湯も1万円~くらいからありますからね
僕のイメージは当初
「コーナンという大企業がバックにいるからお値段高めの放漫経営でも
潰れてないんだろ? でもそんなんじゃ客も入ってないだろ?」
みたいな印象でしたが…

では御覧下さい

宿の玄関前
車がずらっと並んでいます
一番手前の車は駐車スペースが足りずに
駐車枠外に停めざるをえない事になってます


ほえ~結構お客さんきてるんだなと

ここがやまゆりと呼ばれる棟
わたらせ温泉には「ささゆり」と「やまゆり」の2棟があって
「ささゆり」の方が値段が高く高級宿
「やまゆり」が庶民グレードです
僕は当然ヽ(´ー`)ノ安い方のやまゆりに宿泊しました
ただねえ…これ高い方に泊まる意味ある?と僕は感じてしまいました
上空からの地図



見てわかる通りお高い方の「ささゆり」の客は
大露天風呂に行くのに橋を渡る必要があるわけです
奥に見えるのが「ささゆり」です


結構遠くないですか?これ 
もちろん「ささゆり」側にも風呂はあります
ただ、わたらせ温泉最大の売りである大露天風呂に入ろうと思うと
毎回この長い橋を渡る事になります
光ってて綺麗なんでカップルで手をつなぎながら
彼女「うわ~光の橋!綺麗だね!」
彼氏「君の方がずっと綺麗だよ」
みたいなやりとりするならいいと思いますけどねヽ(´ー`)ノ
実用性第一のおっさんには温泉に近いやまゆりの方がいいじゃんと思いました

こんな感じのロビーでチェックイン
この手の宿には珍しく喫煙室もあります




部屋はこんな感じ



僕が憎んでやまない飯食ってる最中に布団を敷いてくれるパターン
最初から敷いておくか自分でやらせろ!と思います
チェックインした後に他人が部屋に入るのは慣れないなあ

さっそく風呂へ

まず、ここの湯はかなり良いです
近隣の湯の峰や川湯より良いかもしれん…

いや正確な言い方をすると泉質そのものは湯の峰、川湯と非常に似てます
だって車で10分の距離ですしほぼ同じ湯だと思います。

でもね…湯の峰温泉って源泉温度92℃あるんですよ
加水しないとまともに入れないわけです。
だからどんどん加水して薄まった湯に入るか
ちょっぴり加水して熱いの我慢して入るかしかないわけです

※ちなみにガチで加水してない湯は湯の峰にある「旅館あづまや」で
味わえます。全然違うんでびっくりしますよ
加水してないお湯ってこんなに濃いんだ!って驚きます

露天風呂があれば自然冷却されたぬる湯に入れるんですが
湯の峰は狭い立地もあいまって露天風呂をもたない宿が多い。
あと露天風呂あっても狭いんで結局熱い

そこでわたらせ温泉です
ここの露天風呂は超広いですからね
どんどん温度が下がっていくわけで、ぬる湯にも入り放題なわけです

館内の写真より 実際にはこの奥にさらに露天風呂が広がってます



こんだけ広いと湯口と端っこの方で温度差が生じるので
自分が好きな温度の場所を選んで入れます

僕はぬる湯スキーなんで
奥にある低温の湯にずっと入ってましたね



そして夜…12月末なので外は超寒いです
マジで寒い(;´Д`)
そう、そんなクソ寒な状況ででかい露天風呂があったら?
湯気祭りヽ(´ー`)ノ

視界が真っ白になるレベルの湯気







というわけで、わたらせ温泉は
「泉質は他と一緒だけど温度が自由に選べるので入りやすい湯使い」
という感想

続いて飯
結論…旨いヽ(´ー`)ノ
いやね、値段がそこそこ高い時点で飯は良いんだろうなって
思ってましたよ、そら。
でも糞田舎だしもしかしてアレな飯が
でてくる可能性も…とか考えたんですが普通に…いやちゃんと旨かった

こんな感じでスタート
下の紙みると種類も豊富なのがわかると思います




最初から置かれている1品目



どうでしょうか?
中央の豆腐?っぽいものには金紙?の装飾や葉っぱ。
右側のやつには花や葉が添えられています
食うだけなら、んなもん関係ねー! 飾りだろ!
って部分ですが
「ほえーちゃんとこだわって作った料理なんだ
ここは安宿のおっさんが飯作ってる民宿ではなく
きちんとホテルの料理人がやってるんだ」
と思わされましたね


刺し身


山奥で刺し身(笑)
と思うかもしれませんが…食ってみたら…
なんやこれ旨いんだが
なんなら勝浦漁港の適当な定食屋の刺し身より旨いヽ(´ー`)ノ

続いて持ってきてくれたすき焼き



??なんだこれ 上の白いの??

食前酒を飲みながら悩む



上に載ってるのはわたあめでした
砂糖の代わりに使うので温まってきたら
割り下に溶け込ませます




いやいや、すき焼きに砂糖入れるのは知ってるよ?
でも綿あめにする必要ある?
うん、あるよなーヽ(´ー`)ノだって楽しいし

魚 こいつも旨かった
悩まずに頭から尻尾まで食えヽ(´ー`)ノ



漬物


米をラストに持ってくるという意味不明な懐石作法ではなかったので
すき焼き食いながら、漬物食いながらご飯をムホッムホッとかきこみます




肉が煮えたヽ(´ー`)ノ 生卵だばー


お吸い物


お吸い物がキターと思ったら次の皿はなんと洋風
ここまで和・和とだしておきながら突然に洋の騙し討ちッ


無論おいしく頂きましたヽ(´ー`)ノ


と思ったら和にカムバック


デザート
飯は量もあるんでがっつり食いたい人に向いてると思います




ついでに朝食も




窓の外を見ながらむしゃむしゃ



温泉粥と普通の米の両方がでてきます
温泉がゆうんめえええヽ(´ー`)ノ 無限お代わり







下に敷いてある謎の葉っぱに見惚れるヽ(´ー`)ノ



魚を焼く鍋?と湯豆腐









朝食も旨かったヽ(´ー`)ノ
最初に「この宿料金高いんだよね~」と書きましたが
高いだけあるわ
安い方のやまゆりでこの飯なんだから
高い方のささゆりも気になりますね

あと飯食ってる時に隣の人が
「もうここ20回くらい来てる」
みたいな話を盗み聞きしていたのですが笑
リピートされる宿って当たり前ですけど良い宿なんですよね
飯も旨いし風呂も良い

あ、ちなみにチェックアウトは11時なんで
朝飯食った後もゆっくりできます


わたらせ温泉堪能させて頂きました

この温泉に向いているのは
ちゃんとお金払って良いから
よい飯と良い風呂に入りたい人ですね。
あと、湯の峰界隈に何度も来ている人や
ここの日帰りだけ入って宿泊した事がない人は
一度泊まってみて下さい
正直すごく気に入ったので近隣にある湯の峯荘と
どちらに行く事になるか迷いそうヽ(´ー`)ノ

一応併設されているレストランがあるので
素泊まりも可能ではありますが
ちゃんとした飯を出す宿なので朝食くらいは付けた方がいいですね

おまけ
↓館内レストラン
うどんとかカレーとか食堂的なものが食える




コメント