964の車検が終わって久しぶりにがっつり乗ってみる事にしました
車検が終わって驚いたのがオイル漏れ
うちの964は慢性お漏らしちゃんで
駐車場の床にはポタポタとオイル染みが落ちてたんですよ
フロッシュさんの車検から戻ってくるとオイル漏れがゼロに
以前他店ではこれ以上はフルオーバーホールだと言われてたのになぜか治ってた。
なにかしてくれたんだろうかマジで謎。ありがてえヽ(´ー`)ノ
あと交換したタイヤも快調
ロードノイズがうるさい気もするけど
元々うるさい車だし問題なし
今回結構な時間雨の中を走りましたがレインでも問題なしでした
がっつり964を乗る為に向かったのは…
「乗鞍高原温泉」
みなさんこの温泉知ってますか?
少なくとも僕は今回行くまでその存在すらも知りませんでした
今回こんなマイナー温泉地を選んだ理由1
乗鞍高原温泉って超山奥↓ですからね
左上に薄っすらと日本海が見えてますがそこの海岸線から向かうルートです
もう飽きる程ドライブできる事でしょうヽ(´ー`)ノ
この山奥を延々と走っていきます
今回こんなマイナー温泉地を選んだ理由2
今回泊まったペンションポエティカルの写真です
美しく緑がかった硫黄泉
え、これ凄い湯じゃないの?
こんな特徴ある湯で知名度ないの?
とか思ったわけです
ちなみに近隣には白骨温泉という似たような泉質の温泉があり
こっちは結構有名です
なぜこれだけの湯があって知名度が低いのか?
その謎を解き明かす為に実際に現地に行ってみました
今回の経路も海と山の欲張りコースで行くことに
片道7時間半(;´Д`)
福井県から海沿いをかっ飛ばして
カフェ・マーレでクロワッサンとアイスコーヒーをキメる
九頭竜川という超かっこいい名前の川沿いに
山中を走っていきます
はい到着
…と簡単に行ってますが関西からだと朝でて夕方着
乗鞍「高原」というだけあって標高1500mあります
近隣の登山口?になってる三本滝駐車場
標高1800mもあるので4月末なのにまだ積雪がヽ(´ー`)ノ
関西だとTシャツ1枚とかも普通だったんですが
ここはマジで寒い(;´Д`) アウター持ってきて良かった
事前にグーグル・マップでみて立ち寄ろうと決めていたバームクーヘン屋
どうでしょうか
このお洒落感
インスタグラマーになれるかもしれん
で、現地について乗鞍高原温泉が
マイナーな理由が分かった気がします
理由はこんな感じでペンションがポツポツと点在するんですが…
「温泉街」って感じがまるでなく
個人の家がペンションやってる、みたいなイメージです
当然大規模な団体客とかは無理です
寂れた田舎のリゾート地みたいな印象でした
これでは話題にはなりにくいでしょう
兵庫の城崎温泉とかお湯は全然たいした事ないけど
温泉観光地としては大成功してるのとは対極です
ペンション ポエティカル
人生初のペンションヽ(´ー`)ノ
いや~憧れてたんですよね、ペンション
自分のペンションにたいする憧れの元は
昔、「かまいちたの夜」って有名ゲームがあってそこの舞台がペンションなんですよ
スキーリゾートに訪れたカップル
宿泊するペンションで起きる連続殺人事件!
ホラー映画にでてくる洋館なんかと同じで憧れのギミックなわけですよ
まあ今回の宿泊者は僕1人だけだったので
殺人事件起きたら真っ先に死んでしまうわけですが…
とはいえ普通に電話すればとれるって感じです
漫画がたくさん
山岳漫画の「岳」が置いてある
部屋にはヒーターがついてました
4月末なのにくそ寒いので
さっそくお風呂に
内湯x2 露天x2
どちらも空いていれば好きに朝まで入れます
内湯
硫黄泉です
もう一つの内湯
エメラルドグリーンが美しい
外湯
もう1つの外湯
オーナーさん曰く毎年この時期は温泉の温度が低いそうです
雪解け水の影響なのか真冬より温くなるそうな
外湯は完全にぬる湯なので一度入ったらでられん(;´Д`)
お湯に使ってると気持ちええヽ(´ー`)ノ→でると寒っ(;´Д`)
ってな具合です
硫黄臭はめちゃきついわけではないですがしっかりと感じ取れます
ぶっちゃけポエティカルが関西にあったら無双できるレベルのお湯ではあります
あーでもホテル浦島の硫黄度の方が上かな??
食事
驚いたのは飯
シンプルにまとめると旨い、感動した
日替わりで中華とかフレンチとかでるそうな
1品目
まず名物の蕎麦がでてくるんですが…
和風の出汁につけて食べるんではなく、そこは洋食
謎の調味料がかかっていてこれがいける!
凄い!蕎麦なのに!和食じゃないという
右上のケーキっぽいやつ
ザクザクとした歯ざわりでなんかしらんが旨いヽ(´ー`)ノ
左側の野菜?山菜も旨い!
続いてスープ
コース料理なので1皿づつ持ってきてくれますヽ(´ー`)ノ
ここ13800円の宿なのにええんか
お次は魚
これはマジで感動したヽ(´ー`)ノ
料理の金言で
「熱いものは熱いうちに、冷たいものは冷たいうちに」
というのがあります。
とはいえ昨今のレストランで熱い料理を冷めた状態でだす店なんてありません
だからこの金言は意識するまでもない当然の事だと思っていました
しかしここの魚を口に入れると…
「熱っ!」
温かいではなく熱い!
火から下ろしたばかりやろこれ!
食ってる横で調理する音が聞こえてくるんですよ。
そういや魚がでる前に「今ちょうど焼き上がりました」とか言ってたな
しかも味も凄い
忘れましたがフキノトウをベースにしたソースうんうんかんぬん
口に入れると山菜特有の苦味がベースとなった味付けが鼻を抜けていきます
山菜ベースのソースなんて食った事ない!見た目がいまいちだから
単なる焼き魚と思っててすいませんでした(;´Д`)
続いて肉料理
チキンのコンフィです
ちなみに「コンフィ(confit)」とはフランス料理の一種で、食材を低温の油でじっくりと煮た料理のこと。
→今ぐぐって知った 人生で初めて食ったわ(;´Д`)
奥飛騨ップのA5の飛騨牛とかだして調子こいてる宿の人間に食わせたい
こういうのでいいんだよと。チキンだからA5の飛騨牛より安いだろうけどちゃんと旨い。
プロの料理人がプロの技術をもって料理してるもの食ってるって気がする
あと米とかもでてきます
デザート
↑のチキン食ってる時に生クリームを撹拌する音が聞こえてきてました
まんなかが小豆のアイスとか言ってたかなあ
デザートは普通だった(まずいわけじゃなくメインの肉、魚料理が凄かったんで)
ちなみに朝食は和・洋から選べます
基本和食派なんですが夕飯の洋食が旨かったので朝も洋食に
和食は一人鍋の雑炊とか言ってたかなあ
こっちも食ってみたかった
朝食
オレンジジュースが旨かったこんな感じでスタート
共同でお湯を引っ張ってきて各宿に配湯してます
つまりどこの宿でも基本的に泉質は同じ(湯使いで多少の差はでるでしょうけど)
泉質が同じなのに宿には評価の差がついています
このポエティカルは旅行サイトを見る限り人気宿です
温泉宿で風呂の質が同じなのに評価に差がつく
要因は飯とか設備くらいしかありません。
乗鞍高原の宿はいずれも年代ものの古宿なので設備に大差はなし
となれば飯か!飯なのか?この宿の高評価の理由は!
評価が高いのも納得です
ただし高い肉がでるとか高級食材がでるとかそういう宿ではないのでご注意
お湯そのものの質は結構よくて近隣だと平湯の森のお湯と似てます
ただし硫黄っぽい匂いとかは中崎山荘やホテル穂高の硫黄泉の方がちょっといいかも!?
評価としては、泉質は良いけど満点ではない、みたいなイメージです
引き湯じゃなく源泉直風呂とかあれば評価は変わりそうですけどね
この宿に泊まって欲しいのはライダーとか泊まって欲しいですね
経路的にがっつり走れますし、帰りはダルければ高速使える場所です
あえてライダーと言ったのは(無論車でもOK)交通の便が無茶苦茶悪いです
観光シーズンは知りませんが閑散期だと自家用車以外は便数の少ないバスで来るしかないし
観光センター?みたいなバス駐車場からも各宿は距離があります
(ポエティカルは徒歩圏内ですが)
あと冬場のスキーリゾートシーズンとか夏の山岳シーズンは1人客は予約とれないかも(;´Д`)
大自然の中をドライブしたい人は乗鞍高原温泉ぜひヽ(´ー`)ノ
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