空冷ポルシェの走行距離

Porsche911というタイトルのブログなのに全くポルシェネタを書いていなかった事に気がつきました(;´Д`)
今回は空冷ポルシェのメーターについて書いてみたいと思います。 まずもういい加減古い車ですのでパネルの劣化(剥がれ)が見られる事が多いと思います。場合によってはガラス曇りなどもあるかもしれません。今回はそれを修理してみたいと思います。

まずメーターを車から引き抜くわけですが・・・これが超!!!!!!!!!!!!!大変です。 最初の1個抜ければ後は孔に手をつっこんで後ろから押せますので2個目からは余裕なんですが・・・とにかく最初の1個。 外したメーターの写真。
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メーター周りのゴムの赤丸の部分を見て下さい。 単なるOリングの様なものではなく逆さトゲみたいになっていて簡単に引き抜けないような構造になっているのが分かると思います。 しかもこのゴムがウン十年前のものでネットリ固着している・・・ もうほんっっっと大変。

アドバイス
・作業のしやすい端っこを最初に抜く(時計とかね)
・メーターと本体の間のゴムは諦める覚悟で
・ドライバーをメーターとゴムの間に垂直につっこんでぐりぐりする。
メーター+ゴムを抜くのは無理でしたので、ドライバーを押し込む事で、ゴムが潰れてゴムのみ孔の奥に押し込まれます。そこからメーターのみを抜き出すようなイメージ。
そして最後に一番効果的かつ確実なアドバイス
主治医に抜いてもらう!
ふざけんな!DIYじゃねえ!と思うかもしれませんが、マジ自分でやるより、プロにやって貰ったほうがいいですよ。 1度抜いて緩めておいて貰えば後は楽勝ですし。自分でやるとドライバー突っ込んでメーター本体のプラスティックが割れたりします(自分の場合・・・トホホ)

無事引き抜けましたヽ(´ー`)ノ 意外にもメーターの中身は綺麗でホコリすら殆ど見受けられません。 時間のたったパソコンの中とかキーボードの隙間みたいにゴミ、ホコリだらけかと思ったら想像以上に綺麗に保たれています。IMG_20160331_172550

さて無事引き抜けましたら次の注意点です。メーターパネルの文字盤には極力触れないで下さい!! 経年劣化していますので注意です。 特に白の部分! 色の部分は簡単にペロンといきます。 あと黒部分も出来る限り手を触れない方がいいでしょう。 ここも剥がれます。せっかく外したんでパネルごと交換するのもいいですけどね。 ↓の写真でみると状態はかなり綺麗に写ってますよね? このレベルでもペロンペロン剥がれます(剥がれました)

しかしおいらの空冷ちゃんも16万キロかーずいぶん乗ったなあ・・・ そいや空冷ポルシェってメーター簡単に巻き戻せるから危険とかどこかで読んだなあ。 出来るのか実験してみるか・・・。

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距離計のところのプラ部品を外して・・・隙間からマイナスドライバーで中のギアを押してやるとカチン、カチンと動いていきます。 ・・・あらら簡単だわ・・・30秒で16万キロが25000kmに(笑)IMG_20160331_174547.jpg

もちろん犯罪ですのでメーター移植等以外ではやってはいけません。 元に戻しておきましょう。 まあここまで簡単に操作できちゃうとぶっちゃけ中古の距離なんてあてにならんですな。 ナロー系統はもうなっているかと思いますが、空冷も距離を見て買うのがナンセンスな時代に突入してきているかと。 どういった環境で乗られてどういった整備されてきたかの方が重要度が高いので。

メーターの話に戻りまして、見て欲しいのが上にのっかってるだけのプラ部品外しただけでメーターの黒い部分の剥がれが起きています。あと速度「60KMや100KM」の下一桁の0にも触れてしまったので若干剥がれが見られます。黒はマジックで塗っちゃえば誤魔化し効きますが白は・・・うーん修復ってより文字盤張り替えになりそうです。 ここまできたら熱害対策も兼ねて電球はLED化しておくのがいいかもしれませんね。

 

 

 

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